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◆ 第53回 コーチングレポート ◆ T O P > コーチングレポート >
DATE : 2004.07.15
▼ キーワード
今回は、キーワードについてお話をしたいと思います。

話をしていると、自分でも知らず知らずのうちに何度も繰り返したり、他の言葉とはちょっと違ったニュアンスやアクセント、話すスピードなどで強調している言葉やセンテンスがでてきます。
それが、その話のキーワードです。
キーワードは複数個出てきますが、1人の話を10名で聞いて話をメモしていても、大抵のキーワードはほとんどの人が聞き取り、ひろいあげています。

何度も同じ言葉を繰り返すのは、それを伝えたい気持ちが強いのと、聞き手が本当にそれを受け止めてくれているのだろうか?という不安から、もう一度確認のために発せられることが多いのです。

状況説明をしている時は、大体において話の流れはスムーズで、あまり強弱は感じられません。けれども、どこかその人の感情を揺さぶる話や言葉になると、明らかにその人の話し方はかわってきます。その部分だけが声高になってしまったり、時には涙ぐんだりしてしまう人もいるでしょう。

相手に共感するには、まず感情の部分での訴えをきちんと受け止める必要があります。状況説明で話の内容を理解しようとするのではなく、またその理解した話から相手の気持ちを分析するのではなく相手がどう感じているのか?相手がどう思っているのか?といった部分に深くかかわるキーワードをひろいあげる必要があるのです。
もし、その部分が出てこない、きちんと言葉になっていない場合は、相手の反応(沈黙や身振り手振り、表情など)をしっかり見つめ、時には率直に質問を投げかけてみることも大切です。

相手が一見愚痴のようなとりとめもない話をしだしてなかなか話が終わらないときは、必ず「わかってもらいたい」と強く思うことがあって、でもそのことを端的に説明することができなかったり、本人自身がそのこと自体に気付いていない場合があります。

聞き手となる人は、相手が何を聞いてもらいたいと思っているのかをきちんとキャッチするために、重要なキーワードをひろいあげ、また相手の感情を感じ取ることがとても大切なのです。

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