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◆ 第48回 コーチングレポート ◆ T O P > コーチングレポート >
DATE : 2004.04.28
▼ 聞き方のポイント
今回は、聞き方のポイントについてお話をしたいと思います。

コーチングは聞くことがとても重要であるということは、何度もここで繰り返し書いていますが、今回はただ聞くだけでなく、聞く姿勢…相手が話を聞かれていると感じる聞き方のポイントについてお話したいと思います。

まず第一に、相手の話の途中で言葉を遮ったり、口をはさんだり、話の内容を否定したりしないことが大切です。
話の途中で最後まで聞かずに「わかった」と言う人が時々いますよね。本人は最初から話を聞くつもりがなく、話し手を少しバカにしているような感じが見受けられます。このような態度をとった人に対しては、次から話をする気がなくなりやすくなると思います。

第二に、適当なタイミングで相槌をする。この適当というのは効果的な、相手が話しやすいという意味での適当です。どうでもいい、いい加減なと言う意味での適当ではありません。
とくに電話などは相手の状況が見えないだけに、相槌が返ってこないと相手が話をきちんと聞いてくれているのか不安になりますよね。
また効果的な相槌は相手の話をどんどん進める、話す意欲を与える刺激剤のような役割をするときもあります。

第三に、話に共感すること。例えば話し手自身がすごく感動したことや楽しかったこと、悲しかったことなど、感情をこめた話をした場合に、聞き手がその話に全く無反応だったり、共感しなかったりすると、話をしようとする気持ちも萎えてしまいますよね。

第四に、相手の話した言葉を正確に繰り返したり、自分の言葉に置き換えて確認してみたりすること。そうすることによって、自分の話がいかに理解されているか?話を飲み込んでもらえているかどうかが話し手に伝わります。

最後に、聞きづらい点や、わかりづらい点があったときには質問をしてみることです。あいまいなまま話が進んでいくと、先につまずいた時点が気になって、その後の話が耳に入ってこなくなる場合があります。そういった場合は、相手の呼吸や話のリズムを乱さないように注意をして、言葉をはさむことも必要です。

他にも重要なポイントはあると思いますが、今回はこの5つのポイントを紹介してみました。皆さんは聞き手になったとき、どのようなことを心掛けられていますか?話を聞くポイントは、自分が話し手になった時に、どういう風に聞いてもらいたいか?そこにヒントが隠されているのではないかと思います。

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