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◆ 第46回 コーチングレポート ◆ T O P > コーチングレポート >
DATE : 2004.04.14
▼ 言葉で伝える
今回は、言葉で伝えるについてお話をしたいと思います。

コーチングは基本的に電話でセッションを行いますので、自分の思いや考えを言葉にして相手に伝えないと伝わりません。
なぜなら実際に相手を目の前にしてコミュニケーションする時と比べた場合、ノンバーバル(非言語:言葉にならない言葉)を受け取ることが非常に難しくなるからです。

言葉以外で相手の状態を受け取るためには、声の調子(普段と比べて高くないか?低くないか?歯切れは悪くないか?曇っていないか?
風邪の症状…鼻声だったり、堰が出ていたりはしていないか?など)や、こちらの話をきちんと聞いて理解できているか?質問の内容にきちんと答えているか?答えが出てこない、あるいは普段に比べて出てきにくい場合、答えられないというよりも、コーチの話が耳に届きにくい状態…他のことが気になって、上の空であったり、他に考え事をしていたり…。していないか?

これらのことはコーチがクライアントの状態を電話を通して推測しているだけであって、本当のところはクライアント自身にしかわからないのです。

セッションが始まる前に、ちょっと風邪を引いてしまったので…のひとことがあれば、普段より元気のない調子であっても、クライアントの状態をコーチが知っているだけに、そのセッション中にムダな気遣いや推測をコーチ自身がしなくてすみます。

クライアント自身でさえ、何かよくわからないけれど、もやもやした感じで普段のセッションを効果的に受けられそうにない場合は、少しセッションを中断して、どうしてそんな状態であるのかといったことをコーチと話してみるのも良いかもしれません。

人は言葉を発する前に、その言葉を発したことによって、相手がどんなことを考えるのか?またどんな影響を与えるのか?自分に対しどんな言葉をかえしてくるのか?そのことによってお互いの関係になんらかのひずみがおこらないか?などと考えてしまう場合があります。
けれども、これらもすべて本人が勝手に考える推測にすぎず、相手に伝えなければわからないこともたくさんあるのです。

自分の思いや考えをきちんと口に出して表現することは、時と相手によってはとても難しいことかもしれませんが、コーチングにおいてはコーチを信じて、何事も口に出して伝えていくことがとても大切だと思います。

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