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◆ 第42回 コーチングレポート ◆ T O P > コーチングレポート >
DATE : 2004.03.17
▼ 直観力
今回は、直観力についてお話をしたいと思います。

コーチは直観力を大切にします。
クライアントの話を聞いていて、パッと感じたり、閃いたりしたことを大切にします。そしてそれをクライアントに伝えます。
なぜならその直観で感じたことは、クライアントの心に直接触れた感じがするから。どんな言葉を並べられようとも、心で感じることが一番正直であることを経験的に知っているからです。

直観についてもっとイメージしていうならば、無意識的に相手の心に触れた瞬間、何かがスパークするような感じ、一番わかりやすい例えでいうならば静電気に触れた感じ…のようなものです。

直観で触れたものには、あたりもはずれもなく、また正しい、間違いもありません。何の裏づけがなくても、誰かに対して何かを瞬間的に感じることは、それだけで絶対的なものです。
もしかしたら当人さえ気づいていないことを、相手が感じて言葉にして指摘することさえあります。

普段から何気なく言葉にしていることが、実は何かの本質にものすごく近いものであっても、そのことに気づいていなければ、いつまでたっても心は満たされず、問題解決にも至りません。

わたしは最近このようなことを体験しました。
それまでのわたしは、日々友人などに愚痴っぽく使っていた言葉が、自分の中のもやもやを解決するための大きなキーワードになっていたことに全く気づかないでいました。でもある時、そう何かがスパークしたように、自分の中で何かが閃き直観力が働きました。
そして「そうだったんだ…」と力が抜ける思いをしました。
例えそのキーワードを見つけられただけで、何の問題解決にならなかったとしても、自分が普段それほど口にしていた言葉が、自分が抱える問題の大きなキーワードになっていたということに気づくのは、ある意味自分を知るための大きな気づきです。
普段あれだけ口にしていたのは、無意識的に自分で自分に気づかせるための信号だったんだということに気づければ、自分自身を受け止めることができます。

自分と本当の意味で向き合うことはこういうことだと思いました。また、自分のことなのに本当のところ自分さえも気づいていないことは、まだまだたくさんあるんだろうなと思いました。

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