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◆ 第30回 コーチングレポート ◆ T O P > コーチングレポート >
DATE : 2003.11.26
▼ 5分間コーチング
今回は、5分間コーチングについてお話をしたいと思います。

コーチングを人に理解してもらうために一番いいのは、とりあえず「5分間コーチング」をしてみることだと言います。あれこれ説明するよりもまず体験。それによって、言葉(ショートセンテンス)では伝えられない何かがきっと伝わると思います。

けれどいきなりコーチングをするとなると難しいのも事実です。コーチングにはテーマがあり、目標(ゴール)があり、それに向ってクライアントが進んでいくのをサポートするのが常だからです。

しかし昨日のクラスで誰もが持っていそうなテーマを見つけました。
それは自分が本当にやりたいことです。
とても大きなテーマですが、挑戦のし甲斐はあります。5分間でゴールに到達することは恐らく無理ですが、何らかの気づきを与え、それに対する何らかの行動を促すくらいまではアプローチできるのではないかと思います。

ではここで、5分間(セルフ)コーチングをしてみたいと思います。
※以下、コーチ役は コ クライアント役は ク で表します。

コ:こんにちは。これから5分間コーチングを受けてみませんか?
ク:突然ですね(笑)…でもお願いします。
コ:では…。最近、あなたは自分らしく生きているように思いますか?
ク:そうですね。ある程度はそう思います。
コ:ではパーセンテージであらわすなら、何パーセント位ですか?
ク:80%くらいでしょうか。
コ:結構高い数字ですね。では20%足りないのはどうしてだと思いますか?
ク:100%そうだと言い切れないからです。
コ:では、どうすれば80%から100%になると思いますか?
ク:そうですね。まず100%になるのは無理だと思います。がんばっても95%位かと思います。
コ:では、何か日常に不満や不足を感じるのですか?
ク:特には感じませんが、超充実とまではいかないと思います。
コ:どうすれば「超充実」すると思いますか?
ク:自分のやりたいことができる環境が全て整うことかなと思います。
コ:あなたの「やりたいこと」とは何ですか?
ク:色々あるので一言で言うのは難しいのですが、やっぱり自分らしく生きることでしょうか。
コ:では今のあなたが来年の1年間でやりたいと思うことはありますか?
ク:そうですね。もっとコーチングを勉強したいですし、カウンセリングの勉強もしたいですね。あと易の勉強もしたいですし、リフレクソロジーの勉強もしたいです。
コ:そうですか。すごくたくさんしたいことがありますね。
ク:考えればもっと出てくるような気がします。
コ:ところで「勉強」というのがキーワードのような気がしますが、どう思いますか?
ク:そうですね。勉強して、トレーニングを積んで、もっと自分にできることを増やしたいです。
コ:自分にできることが増えるとどうなりますか?
ク:まず自分が満たされる気がしますし、少しでも誰かの役に立てる気がします。
コ:誰かの役に立ちたいのですか?
ク:はい、コーチングをしていて気づいたのですが、私の「価値」は、自分の存在価値を誰かに認めてもらうことなので、誰かの役にたつことにより、自分の存在価値や存在意義を見出せるのではと思っているのです。
コ:そうですか。では、自分のやりたいことをみつけるための切り口のひとつとして、その「価値」は多いに参考になりますね。
ク:そうですね。この切り口で探せば他にも何かみつかるかもしれません。
コ:では、その切り口で他にもやりたいことを是非見つけて、ひとつでも多くのやりたいことを見つけてください。
ク:わかりました。ありがとうございます。
コ:お疲れ様でした。
※この5分間コーチングでコーチは少なくとも5つのスキルを使っています。

こんな風に短い時間のコーチングだけでも、コーチの質問に答えるだけで普段はあまり考えないことや意識していないことを改めて考える時間ができ、何らかの気づきを得ることができます。
今回のはセルフコーチングですので、シナリオがあるように思われますが、実はあまり考えずにスタートさせたので、意外とおもしろい答えが自分の中から出てきたような気がします。

もし中村と会う機会があれば、是非「5分間コーチング」を受けてみてください。必ずコーチングの魅力に触れられると思いますよ。

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