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◆ 第24回 コーチングレポート ◆ T O P > コーチングレポート >
DATE : 2003.09.24
▼ コーチングの領域
今回は、コーチがすることについてお話をしたいと思います。

コーチがセッションですることは主に、
1. クライアントの話を聞いて
2. 質問をして
3. 感じたこと・気になったことなどを率直に言う

の3つです。
他にも細かいことやいわゆるテクニックのようなものもありますが基本的には上記した3つです。

こんな風に言われると、誰にでもできるのでは?と思われるのではないかと思います。 確かに上記の3つをきちんとできれば、誰もがコーチになれます。 しかし、実際にコーチ役をしてみると、上記の3つをきちんとこなすことは、意外と難しいことに気づきます。

普段、私達の会話は、話し手が交代します。
AさんとBさんが会話をしていたら、まずAさんが自分の話をして次にBさんの話に移り、そしてAさんの話に戻ります。これの繰返しです。
会話はキャッチボールと言われるくらいですから、相手がいれば、その相手に合わせたボール(話)を投げて、そして相手からのボール(話)を受け取るのです。 たまに一方のみがボール(話)を投げ続ける場合もありますが、その場合はたいてい聞き手の方は自分のボール(話)を投げたくてうずうずしているか、相手のボール(話)を適当に受け止めています。

しかしコーチは、クライアントのボール(話)をきちんと受け止め、そのボールの投げ方、スピード、コントロールなどをしっかりと確かめて、クライアント(話し手)にフィードバックします。
それを繰返しているうちに、クライアントは自分の投げるボールの癖や、どうしてそんなボールを投げてしまうのか?に気づきはじめます。

コーチは決してクライアントに、このような投げ方が良いといったアドバイスはしません。どんなボールを投げたいのか?を決めるのはクライアント自身であり、コーチではないことを知っているからです。

クライアントは毎週決められた時間、30分みっちりボールを投げ続けます。この繰返しが思いの他、大きな効果を産むのです。
こんなことをしているだけで、自分の中に変化が生まれることに驚かれるクライアントは少なくないのです。

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