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◆ 第7回 コーチングレポート ◆ T O P > コーチングレポート >
DATE : 2003.05.07
▼ コーチングとコンサルティングの違い
今回はコーチングとコンサルティングの違いについてお話をします。

先日で履修済となった「ビジネス・コーチング」のクラスですが、その初日に「コーチングとコンサルティングの違い」について皆と話し合いました。
そして、一番の大きな違いは「問題解決を誰がするのか?」ではないかと思いました。 コンサルティングの場合はコンサルタントが、コーチングの場合はクライアント(本人)が問題を解決します。

▼ コンサルタントに問題解決を依頼する時

時間がない、知識や情報が足りないなどの理由でクライアントはコンサルタントに「問題解決案」を依頼します。

メリット:他の問題解決や作業等に時間と労力を費やせる。即戦力。
デメリット:他人任せになりコンサルタントに依存しやすくなる。

▼ クライアント自身が問題解決をしようとする時

自分達自身で、問題解決に臨む姿勢を常に継続するため、クライアントはコーチに「気づき」を得るための効果的な質問と「行動」に移すためのサポートを依頼します。

メリット:問題解決ができる力が自身に備わっていき自立する。
デメリット:コンサルティングに比べて問題解決に時間がかかる。

コンサルタントはクライアントが頼りにしてくれれば、してくれるほど(依存されるほど)自分達の価値をあげることに成功します。 コーチはクライアントが自分達の力を信じ、自立してくれればくれるほど、自分達のコーチングが効果的であることを実感します。

コーチはクライアントにとって「必要不可欠の存在」ではないことを知っています。 例えて言えば、サプリメントのような存在であると考えています。 しかしコンサルタントはクライアントの「必要不可欠な存在」になることを目指します。 そのため、専門知識や情報、実績・調査結果など、クライアントが欲しがる多くのリソースを持っています。
コーチングはプロセスに重点を置き、コンサルティングは結果に重点を置きます。 コーチングは人を成長させ、コンサルティングはプロジェクトや事業を成長させます。

どちらが良い悪いではなく、それを選ぶのはクライアントであり、上記したように、それぞれにメリット・デメリット、特徴があります。 また、これらの違いについては、クラスでの意見、また私個人の考えを中心に書いていますので、必ずしも正解であるとは言えません。

コーチングとコンサルティングの違いについてご意見などがありましたら、是非以下のフォームからメールください。 特にコンサルタントの方からの生のご意見・ご感想をお待ちしております。

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