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◆ 第55回 コーチングレポート ◆ T O P > コーチングレポート >
DATE : 2004.08.12
▼ 感じると考えるの違い
今回は、感じると考えるの違いについてお話をしたいと思います。

コーチングでは、相手の話を聴き、相手の感情に寄り添うことが大切です。聴くと聞くの違いについては、前回お話しましたが、今回は感じる考えるの違いについてお話します。

コーチがクライアントの話を聴き「考える」場合、クライアントが発する言葉の内容や話し方のリズム・スピード、抑揚などを判断材料として、彼らの心や気持ちを分析し、論理的に筋道を追っていきます。そこには客観的な指針を必要とし、多くの知識や経験が重要となります。
普段私たちは何気なく「思う」という言葉を使っていますが、大部分において、この「思う」は考えているのです。

また、コーチがクライアントの話を聴き「感じる」には、心をオープンにし、五感を研ぎ澄ませ、クライアントから発せられるサイン受けとり、彼らの感情の流れを何のバイアスもかけずにストレートにキャッチする必要があります。
「感じる」というのは、外部から何らかの情報や刺激を受け、それを自分という主体を介在して初めて起こる心の揺れです。
そこにはただ自分自身が受け取った瞬間的な自然的感覚が存在するのです。
感じることに、正しいや間違いはありません。感じるのは、その人自身のもので、誰に否定されることもないのです。

コーチが感じたことをそのままクライアントにフィードバックすることはとても大切で、またそのことにより、二人の間により深い関係を築くことができるのです。

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