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◆ 第45回 コーチングレポート ◆ T O P > コーチングレポート >
DATE : 2004.04.07
▼ ビリーフ
今回は、ビリーフについてお話をしたいと思います。

ビリーフとは自分の感情や思考の背景に横たわる信念や当然のことのように思い込んでいることなどを指します。ビリーフには、合理的ビリーフ非合理的ビリーフがあります。

「時には失敗することもある」が合理的ビリーフであり「失敗することは許されない」が非合理的ビリーフです。

合理的ビリーフは自分に寛容でありますが、非合理的ビリーフは自分に厳しくプレッシャーを与えがちです。
わたしなりの解釈で言えば、非合理的ビリーフとは自分に許可できないこと…に近いのではないかと思います。
○○してはいけない。○○すべきでない。などの言葉が多く使われ自分を厳しく律し、監視する際の指針となるイメージです。

ビリーフにそぐわない状況に出くわしたとき、人はバイオリアクション(戦うか・逃げるか)の行動にでようとします。戦う行動に出るとそこには怒りが伴い、逃げる行動に出ると自己嫌悪に陥ります。

上記にある非合理的ビリーフの例「失敗することは許されない」をもとに考えてみますと、何かに失敗した時に、例えば誰かや何かのせいにして怒ってみたり、また誰かの失敗に対して寛容になれなかったり、いつまでもそのことを根にもったり、また失敗した自分自身をダメな人間だと思いこんで落込み、自己嫌悪に陥ったりする…このようなイメージです。

あなたにもいくつかのビリーフがあると思います。
以下の例を見て、自分自身のビリーフを探してみてください。

○いつも謙虚であれ。

○誰に対してもその人を尊重する気持ちが大切だ。

○人が傷つくくらいなら、自分が傷ついた方がましだ。

○贅沢をしてはいけない (非合理的ビリーフ)
 贅沢をした場合のバイオリアクション
 ・あんな贅沢をして!!金銭感覚がないのだろうか?
 ・本当に必要なものだったのだろうか?無駄遣いではないだろうか?

○遅刻してはいけない (非合理的ビリーフ)
 遅刻をした場合のバイオリアクション
 ・信号がやけに赤ばっかりで、しかも道は渋滞していた。
 ・遅刻して時間にルーズな人間だと思われないだろうか?遅刻してしまうくらいならいっそのこと休んでしまおう。

○仕事はまじめに取り組むべきだ (非合理的ビリーフ)
 不真面目な態度をとった場合のバイオリアクション
 ・あんな不真面目な態度で、誰にも信用されないぞ。
 ・自分の仕事に対する評価が落ちるかもしれない。

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